甲状腺ってなに?

甲状腺についてわかること

甲状腺の治療は専門医が望ましい

いったん発症すると長いお付き合いに

甲状腺の病気は、大きく分けると3つのグループになりますが、ある程度長い期間、お付き合いをすることを覚悟しなければなりません。
体の新陳代謝を活発にするホルモンを分泌する機能を持つ甲状腺は、しばしばこのホルモンの分泌機能に異常が起こります。
また、炎症を起こすこともありますので、知らないようでいて実は身近に発症し、治療を受けている人が意外と多い病です。
ホルモン分泌の異常でいえば、分泌量が多くなるか少なくなるかのどちらかによって病名が変わってきます。
多い場合の代表がバセドウ病で、少なければ橋本病です。

良性であることを確認したらそのままで

甲状腺には腫瘍ができることも多いのですが、そのほとんどは良性です。
9割までが良性と言われるものの、腫瘍があるとわかった以上、経過観察を行う必要があります。
直径2センチ以下であれば経過観察とともに、血液検査とエコー検査を定期的に行い、変化が表れていないかを診察します。
直径4センチを超えてくると見た目にもはっきりと腫れているのが分かりますが、それでも検査結果に問題がなく、本人も特に気にならないのであれば、特に治療は必要ありません。
ホルモン分泌のバランスが崩れている場合は服薬治療を行うことになり、継続して飲み続けなければならないのに対し、腫瘍の場合は良性であれば数か月や半年、あるいは1年に1度といったスパンで診察してもらうことがメインの治療となります。


服薬治療の場合は、薬が欠かせないことから長く通院することになりますし、腫瘍の場合も何か変わったことが起こっていないかを診てもらうために、定期的に受診する必要があります。
その点、3つのグループの中の一つ、甲状腺の炎症だけは比較的早く症状が治るのが特徴です。
細菌によって感染する急性化膿性甲状腺炎と、はっきりとは断言できないものの、ウィルスによって感染している可能性が高いと考えられる亜急性甲状腺炎のどちらも、腫れや痛みが起こるため異常に気付きやすいからです。
急性と亜急性を比較すると、亜急性の方が早く治りますが、しっかりと医師の診察を受けることが大事なのは他の症状と変わりありません。

エコー検査でより早く発見できるように

近年、直径1センチに満たない小さな甲状腺腫瘍が見つかることが増えてきました。
これは、乳がん検診の際に受けるエコー検査によって甲状腺までが写り、腫瘍を発見する機会が増えたことによります。
そのため、甲状腺治療を専門に手掛ける医療機関であれば必ずと言っていいほどエコー検査の設備を整えていますので、腫瘍の状態をより正確に認識し、治療できるようになっています。
もちろん、ホルモン分泌の異常を判断する検査も整っていますので、安心して受診することができます。
甲状腺疾患を持つ人は、どうしても専門の医療機関に集まることから待ち時間が長くなりがちですが、予約制にするのに加え、さらに待ち時間を短縮する工夫を施している専門クリニックなら、通院の負担も軽減されると考えられます。

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